初参加*タイの年末フェス*ワンダーフルーツ2024 参加レポ

2024年からタイに移住し、バーナー(バーニングマン界隈)としては参加せずにはいられないWonderfruit’24に参加しました。特定の界隈の日本人の参加が多いのか、広くネット上に日本語情報が少なかったので探り探りバーナーにヒアリングしながら計画したので記録を残しておこうと思います。ぜひ興味ある、行く予定のある広い皆さんの参考になれば幸いです。

ちなみにワンダーフルーツ自体は最高に楽しかったですが、マリファナ臭くてしんどかったのでタイで規制が戻らない限りしばらく参加することはないと思っています。(笑)

スケジュールと手配

チケットを買うタイミングが難しい

元々Wonderfruitはタイに住むとなったらいくことは固く決めていたので、一次販売の安いタイミングで全日通し券を購入しました。感想としては、ぶっ通しはそれはそれで疲れたので、その後販売される週末チケットでも良いのかなと思ってはいます。ただ、1日目は全然人がおらずで気ままにまったり素敵な空間を楽しめたのも良かったです。

ワンダーフルーツのチケット購入の留意点としては、チケットは小出しに、短期間での販売が単発的に行われるのでwait listに登録インスタをフォローし常にチェックしておくことが必要です。シャトルバス乗り放題のチケットとバスが泊まるホテルのアナウンスは別購入でアナウンスも販売も結構直前の時期だったのでいつ販売するのかドキドキしていました。

Dusit Thani Pattayaに宿泊

安く抑え、かつ、Wonderfruitを最大に楽しむためにも敷地内のキャンプに泊まるか検討したのですが、バーナーの友人がキャンプサイトは蚊がやばかったとのことだったので、キャンプは即候補から消しました。

結局、シャトルバスが泊まるDusit Thani Pattayaに連泊し、シャトルバスで毎日行き来し快適ライフを送りました。今後もし参戦するとしても、シャトルバスが泊まるホテルに滞在するでしょう。遊び疲れてクタクタなのにそこから自分のホテルにGrabで移動するとかしんどすぎて…そのような人たちを横目に私たちは部屋へまっしぐらという優越感に浸っていました。

タイの一大ホテルブランドDusitはワンダーフルーツの大スポンサーのため、今後もDushit Thaniにシャトルバスが止まるのは確実だと思っています。よって、快適なワンダーフルーツ期間を過ごしたい人はデュシタニが安く買えるうちに予約しておくのが良いかなと思います。歩いてすぐにTerminal21があるので立地も最高です。Dusit Thaniは5つ星ラインなので、建物は古いですが部屋は広々、素泊まりの一番安い部屋を取りましたがアプグレしてくれたのか洗面台2人用あるウォークインクローゼットもある広々としたお部屋でした。もちろんパタヤの海沿いでプライベートビーチもあります。(まあパタヤの海に入る気がしないですがw)

また、イベントは夕方から本気出し始めるため、昼夜逆転生活になるので素泊まりで問題なかったです。深夜に帰ってきても、帰りのシャトルバスの中からでもGrabfoodを注文しておけばドアマンが受け取っておいてくれます(笑)

シャトルバスをハックせよ!

シャトルバスは、フリーパスを購入しました。毎日使うと思うと完全に元を取れます。Grab列もすごいし、バスで40分くらいの距離とまあまあ距離があるのでゆったりとバスで行くのが時間の節約になる気がしました。

フリーパスを買うと常時1回だけ予約できます。よって、行きバスに乗り込む前にQRの消し込みをしてもらったら、帰りの便を予約する、帰りのバスに乗り込む前に消し込みされたら翌日の時間を予約するという方法です。直前には予約が埋まってしまうのですが事前であればどの時間も大体取れました。

ワンダーフルーツの様子

それぞれのステージと音楽

もちろんバーニングマンほどではないですが、多種多様の会場が各所に点在しており、バーナーの友達の友達、遠藤さんがデザインした森の中のステージは入り口を見つけるのに時間がかかりました。木にインスタレーションをぶら下げるという日本では絶対に危険で厳しそうなやり方w昼はドキドキしましたが夜はとても幻想的でした。

おそらく一番有名な地元のDJがプレイしていたりしていたのですが、とても混むかつ空気が森の中で滞留するためマリファナ臭が一番しんどかったエリアでもありました(笑)

日本のチームが手がけた幻想的で素敵なエリアの深夜にはあの世界的DJ Hiroko Yamamuraさんが登場。初めてお見かけしました。最初から最後までブチ上がりました。本当にいろんな国のファンが集っていました。私は集中力を上げたい時にいつもHiroko Yamamuraさんの音を聞いているので生で聞けてとても嬉しかったです

他にも日本人だと般若心経ビートボックス?の赤坂陽月さん(形容の仕方が難しい)も侘び寂びなステージを満員にしていたり、

まさかのアゲテンポな奄美の三味線?をサイケなステージで聞いたりとさまざまな日本人のパフォーマーさんたちが参加していてびっくりしました。

他にも、タイのモーラム(大衆音楽)やレゲエなどさまざまなジャンルの音楽を楽しめてとても良かった。バーニングマンはひたすらテクノが多いから音楽の種類が多種多様でとてもよかった。

やはり人気の演者は土曜の夜に集中しているようで、眠くてホテルに帰る頃に入場列がすごいことになっていました。その夜は薬でゾンビになってる人もたくさん出るらしく、ニッチなものが好きなのでそのような地獄は目撃せず平和でハッピーな日々を過ごしました。

クラフト大好き人間には嬉しいワークショップ

音楽だけではなく、会場には有料や無料のアクティビティもたくさん。タイのカルチャーや伝統にたくさん触れられてとっても楽しかった。こんなことに没頭しているから夜中まで持たないという話です。毎日16時ごろから会場に入って人が少ない間にいろんな体験を楽しみました。

一番楽しくて役に立ったのはヤードム(ハーブのインへーラー・嗅ぎ薬)作り体験!マリファナ臭い、インド系の体臭がくさいステージでは片手に嗅ぎながら踊りました。眠気覚ましにもピッタリ!フェスに欠かせません(日本のフェスにも持って行っています)

そしてまさかの京都で茶のシーシャ体験を提供しているOchillさんと再会。海外生活に茶の香りが沁みます。加熱された茶がほうじ茶の香りに変わっていくのもまた最高です。自然豊かな屋外での体験もまたいとをかしでした。

あとは草木染め、藍染、スパイスアートなどなど体験しました。ヒッピー的な要素も感じるのでその方向性はかなり好物。

超ローカルなタイ料理がヘルシーで最高

フェス飯なのでもちろん全体的にいい値段ですが、タイの地方から出店している人たちのオーガニックマーケット的なエリアのご飯がまじで最高でずっと入り浸っていました。

初めてヴィーガンソムタムを食べました。きゃーきゃー言ってたら作らせてくれました(笑)やっぱソムタムはうまい。ソムタム毎日食べたい。

どハマりしたチェンマイの作物を使った発酵ドリンク屋さん。この後チェンマイに飛んでお兄さんに聞いたカフェに行くなどタイをもっとディスカバーすることができました

これまでよく分からなくて口にしなかったものの食べてみた謎の実。本当にタイはカルチャーが好きすぎる。1年住んでも、まだまだ知らないことがたくさんある。それを予想外にフェスで思い知らされるとはwワンダーフルーツのローカルを混ぜる企画力めちゃ好きです

気になるフェスの設備

私は、日本のフェスにあまり行きたくないのですがそれはトイレが汚くて並ぶことが容易に想像できるからです。

とはいえタイだしなあという心配をよそにトイレがとっても綺麗でした。感動。バーニングマンの時もトイレの綺麗さに感動しましたが、タイのフェスもトイレが綺麗。清掃スタッフさんが各トイレに常にいて、清掃やペーパーの補充が常になされていました。個別のブースもゆったり。日本のトイレってなんで汚いんだろうほんとにw

そして飲用水。どこにでも飲用水汲み場があり、常にハイドレート可。しかし、飲み水か手洗い水か分かりづらく、ヨーロピアンおじさんに、水組んでる時にあんたらこれ飲み水じゃないよ!って言われて気づきました。とはいえ、お腹は壊しませんでした。酒などのドリンクが買える場所も至る所にあり、水分不足になることはありませんでした。

そしてまさかのスマホ充電できるエリアも。閉業したゴルフ場が会場なので期待していなかったのですが、あまりにも設備が整いすぎていて仰天。

おすすめの持ち物

蓋つきのマグ

現場では使い捨てカップの使用が禁止されているため、マイカップかワンダーフルーツ公式カップを購入する必要があります。ただ写真を確認する限り公式カップは蓋もなく持ち手もないただの再生素材カップだったのでアウトドア用の保温できるふたのあるマグを購入して持ってきました。

保温もできるのでかなり活躍したもの、反省としてはタイのLazadaで買ったためマグのキャップから水が漏れ漏れだったので日本からちゃんとしたアウトドアマグを持ってくればよかったとなりました。公式のカップが16オンスなので、500ml弱が入るものが良いと思います

タイ在住以外は現金

会場内では直接の支払いはできず、どれもリストバンドにトップアップしたお金で支払うキャッシュレスシステムです。トップアップに関しては、私はタイで働いているのでタイの銀行口座があり、そこからのチャージもリファンドも無料で受けられましたが、口座がない場合は現金またはクレカチャージになります。クレカチャージはコミッションを取られたり、返金できなかったりと不便なのでキャッシュがあるとお得なのかなと思います。私は4000バーツくらいトップアップしました。

厚底スニーカー

ゴルフ場跡地で、芝生がいつも手入れされているわけではないので地面は砂砂でした。それに、会場もまあ広いので(バーニングマンに比べたら全然だけど笑)歩きやすく、汚れてもいい厚底サンダルやスニーカーがおすすめです。

服装はちょうどタイの乾季にあたりとても過ごしやすい時期です。夜は涼しいですが薄着でも大丈夫だし、長袖長ズボンでもいい感じです。どうせ日中は会場にいないですし。

あとは乾季なのに雨降ったりもしたのでやはりスニーカー系がおすすめです。そういえば雨が降ったらめちゃ寒くなりました

パキってる人に注意

普段から服用している薬が荷物検査で見つかり質問されていた厳しい感じでありながら、ドラッグのオーバードーズで死人が出る謎フェスです。VIPたちがvenue内に運んでいるのではないかと思います。あと、キャンプサイトでは買えるそうです(笑) 私たちは早朝にはホテルに帰っていたのでパキった人やゾンビは見ていないですが巻き込まれないように気をつけましょう。タイは薬物汚染が結構やばい国ではありますw

バーニングマンに比べたら全然参加のハードルが低いのでマリファナの匂いが大丈夫な人は(笑)ぜひご参加ください!

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